クロンシュタット襲撃
Kronstadt Raid (1919.08.18)





CMB 55feet-type

55フィート級CMB

 白い大きな丸印の下がエンジンルーム。信号旗を掲げているあたりの両舷に爆雷を2発ずつ搭載している。おそらく対潜型で、魚雷は持っていない。他に機雷敷設型もあり、英海軍はこうした高速艇の用法を確立していなかったことがわかる。



BB Andrei

ロシア準ド級戦艦 『アンドレイ・ペルウォスワニイ』

 1910年完成、17400トン、速力は18.6ノットと遅いが、12インチ砲4門、8インチ砲14門を持つ、有力な戦艦である。



Pamiat Azov as submarine tender

潜水艦母艦時代の『パミアト・アゾフ』

 元は1889年完成になる装甲巡洋艦。



Azov changes her flag

『パミアト・アゾフ』艦尾における軍艦旗交換の儀式

 ロシア帝国海軍旗を降ろし、赤旗を掲揚している。下の写真、上部に見えるキリル文字は本艦の名。



Photo of Kronstadt

クロンシュタット港襲撃図

 偵察写真に襲撃艇の航跡を書き込んだもの。書き込まれている航跡は一部でしかない。



Andrei's torpedo damage

『アンドレイ』の魚雷命中による被害状況を記したイラスト

 魚雷の命中によってできた破口の位置は浅く、舷側の装甲鈑が大きく変形している。



Azov sunk

大きく傾いて沈座した『パミアト・アゾフ』

 艦尾を突堤に接して係留されていたが、潜水艦は接舷していなかったようだ。



DD Gavriil

駆逐艦『ガブリイル』




HMS Vindictive as CV

イギリス空母『ヴィンディクティヴ』

 行動中に座礁したため、作戦には参加していない。イギリスの初期の航空母艦のひとつだったが、実用性はなかった。



CMB4 as display

展示されていたころの『CMB4』

 ミステリー・ヴィクトリア・クロスという看板が掲げられている。



CMB4 as stock

保管状態の『CMB4』だとされる写真

 おおよその特徴は一致しているが、確証はない。木造船体であることがよくわかる。



参考資料
All the world's fighting ships 1860-1905/Conway Maritime Press
All the world's fighting ships 1906-1921/Conway Maritime Press
Sea Classics Jan.1970/The Kronstadt Raid/
Fast Attack Craft/Phelan & Brice/MacDonald and Jane's




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